築炉は耐熱加工された炉のことです。
築炉は耐熱ボードを使用して施工していきます。
まず耐熱ボードをミリ単位で並べていき、それをモルタルを使用して貼り付けていきます。
モルタルとは住宅などでも使われる塗装の資材となるものです。
熱処理を加えることで硬化し、接触していたパーツや資材などが剥がれにくくなります。
なお、耐熱ボードはすでに施工用に用意されているわけでもなく、設計図となる築炉から計算し、レンガカッターを用いて加工していきます。
イメージとしては、レンガを積み上げてモルタルを使用するので、家づくりと似ているところがあります。
そしてキャスタブル耐火物を投入して枠を設計していきます。
キャスタブル耐火物は通称「キャスター」と呼ばれるもので、アルミナを主成分とした骨材のようなものです。
水と混ぜ合わせて流し込むことで固まっていきます。
生コンクリートに近いイメージです。
塗り込み時や吹きつけ時に使います。
キャスタブル耐火物が固まり次第、枠を外して完成になります。
これらの工程を踏むことで耐熱性がアップし、最大1,000℃以上にも炉内でも崩れることなく使用できます。
耐火性に優れた築炉や耐火物資材をご検討中の方は日本炉工業にお問い合わせください。